不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

116 「直感」

『勘』で思い出しましたが、それがどのような仕組みになっているのかはよくわかりませんが人には直感というものが確かに備わっているようです。自分が経験したあらゆる情報から瞬時に結論を導き出す能力なのか、あるいは元々人に備わった五感以外の未知の感覚なのかはわかりませんが、それはなぜか危機に直面したときによく経験します。

 

数え上げれば限がないのですが、特に子供の頃などは直感だけで生きていたようなところがあって、そういうことは毎日のように普通に体験していました。たとえばこういうことがありました。

 

小学校の2年のときに大雪が降り、子供たちは嬉しくてしょうがありません。雪でいろんな遊びを考え出すのですが後半になると遊びも段々過激になっていきます。空き地に雪のかたまりを幾つか並べてそれに自分の顔を押し付けて顔型を作ろうというのですが、かなり勢いを付けて顔を押し付けなければなりません。

 

そこで考え出されたのが雪の中に大きな石を埋め込んでその石に顔面が激突するさまを見てみようという遊びです。もうそうなると遊びの域は超えており、犯罪の一歩手前なのですが子供のことですからブレーキが利きません。

 

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何も知らないでそこに呼ばれた私に何人かがやり方の見本を見せますが私にはどうしても出来ないのです。気持ちはそうしたいのですが体がいうことを聞かないのです。結局みんなの期待に沿えずガッカリさせてしまいましたが、不思議なことにその後も何人かが被害者の候補になるのですが誰も罠にかからないのです。

 

子供達の演技力不足のせいにしてしまえばそれまでですが、どうも生き物には危険を察知する何かが備わっているような気がします。

 

コオロギのアトリエ