不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

229 「サイコロ」

人が何かを考えるときの思考の方法が気になって仕方ない時期がありました。たとえば『簡単な暗算をする時、頭の中はどうなっているのか』と言うことが気になって仕方ないのです。手当たり次第にいろんな人に聞いてみたことがあるのですが意外といろんなバージョンがあるということがわかりました。


一番多かったのが『頭の中に白い数字が出てくる』というものでした。その時にはプラスやマイナス等の記号は出てこないようで、計算する数字だけが現れてCGのようにその答えに変化するというものです。

次に多かったのが『ちゃんとした計算式の状態』です。他には『ソロバン』だったり、面白いところでは『電卓』とかもありました。
中には何の映像も浮かばないと言う人がいましたがそれはチョッと考えられません。計算の得意な人は瞬間的に答えが出ていると言いますが、本人が気づいていないだけで何処かの段階で必ず映像にはなっていると思われます。

『4』と言われて『4』をイメージしなければ『4』を認識できないと思うし、『海』と言われて海の映像か海と言う文字がイメージされなければ海を認識出来ないのではないかと思うのです。

                さいころ-s

ちなみに私が暗算をする場合は『サイコロ』です。決まってサイコロが頭の中で右側から転がって来て中央で静止するのです。その出た目を必死で数えるのですが、複雑な計算になるとサイコロの数が増えすぎて収拾がつかなくなります。そんなときは有難いことに左側から2桁や3桁の数字が書かれた巨大なサイコロが転がってきてくれるのです。

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