282 「高崎山のUFO その2」
高崎山の麓にアトリエを構えて制作をしている画家のAさんから聞いた話です。麓と言うよりは中腹といった方が良いくらいの場所にあるアトリエで1人制作を続けるAさんは、ある日の昼食の最中にアトリエの上空で奇妙な音を聞きます。
その『ブーン、ブーン』という聞きなれない音が気になり表に出てみると、何とアトリエの上空に円盤が浮かんでいたというのです。その円盤はアトリエから数10メートル離れたAさんの野菜畑に移動し、しばらく畑の数メートル上空に静止した後、高崎山の山頂を越え別府方面へ飛び去ったそうです。
Aさんはその日の夜に別府で居酒屋を経営する友人を訪ねるのですが、その居酒屋では昼間高崎山の上空から別府湾上空を飛行し、四国方面に飛び去ったUFOの話題で持ちきりだったそうです。
コオロギのアトリエ