不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

400 「先端」

 

子供の頃に見たテレビ番組で、年配の漫才コンビのあるネタの中に出てきた話が未だに忘れられないのです。それは大きな時計の話なのですが、およそこんな話です。日本列島の中心に大きな時計を作ります。

その大きさは長針が九州まで届く超巨大な時計で長針が半周すれば長針の先端は北海道に届くので、九州の人がその長針の先端に乗れば30分で北海道まで行けると言うものでした。

                  先端-s

その発想が衝撃的過ぎてどんな落ちだったのかは覚えていませんが、それなら秒針に乗れば30秒で日本列島の端から端まで移動出来るという事に興奮してしまうのですが、その時の秒針の先端のスピードを逆に普通サイズの時計の秒針の先端に人間と同じ比率の細菌か何かが居たとしたらその細菌は同じようにそのスピードを感じるのだろうかという事が気になってしょうがありませんでした。

今でも宇宙の彼方まで伸びた秒針の先端が光のスピードを超えてしまうとどのように見えるのかを想像してワクワクすることがあります。

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