不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

401 「インプット」

妹の子供がまだ3歳位の時の話です。一応私はおじさんになる訳ですからたまには点数でも稼いでおかねばと思い何か買ってあげることにしました。3歳の子供の事ですからお菓子か精々ヒーローもののグッズか何かで済むだろうと思っていたら予想に反してピストルが欲しいと言います。

元気な男の子でしたからそれもわからなくもないのでプレゼントするのですが、3歳児のオモチャにしては少しリアル過ぎた感のあるピストルをとても喜んでくれました。それからしばらくして妹から電話があり、何とその子が駄菓子屋を襲撃してチョコのお菓子を強奪したと言うのです。
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妹が駄菓子屋にチョコの代金を支払いに行った時にその状況を聞くとオモチャのピストルを手にした3歳児が「おとなしくチョコをわたせば命だけは助けてやる」と言って店主のおばさんを脅したらしいのです。馴染みの駄菓子屋の店主も適当に付き合って三歳児の襲撃を成立させてくれたらしいのですが、勿論妹は子供を叱ります。

何故か彼の中では欲しいものは買うのではなく強奪するものだとインプットされていたようです。

お知らせ。突然ですが、この度「はてなぶろぐ」での投稿を終了させて頂くことになりました。永きにわたって応援していただいた皆様には心より感謝申し上げます。「不思議な話(ニーマンのピク詰め)」は引き続き「ライブドアブログhttp://blog.livedoor.jp/korogi378/にて続行しますのでよろしければそちらを覗頂ければ幸いです。ありがとうございました。  コオロギ

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