不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

307 「駐車場」

商売柄、何かの映像をイメージすることは人と比べると多少は多いように思いますが、そのイメージが時々イメージの領域を超えてしまっていることがあるという事に最近気がつきました。それは何故か『駐車場』をイメージするときに限られていて、最初にそれに…

306 「当たりくじ」

東京時代のアルバイトの種類は数え上げるとキリがないのですが。あるバイト先の事務員さんにSさんというかなり高齢な女性の事務員さんは私にとても良くしてくれて私もSさんを母親のように慕っていました。ある日、事務所でSさんに『宝くじが当たっている…

304 「ビー玉」

小学生の頃の自慢はビー玉が上手かった事くらいですが、遊び仲間からまきあげたビー玉の数がある程度貯まってくると何故か秘密の場所に穴を掘って隠すというのが自分の中でひとつの楽しみになっていました。その秘密の場所というのは基本的には我が家の周辺…

303 「救急車」

東京時代に渋谷で偶然友達に会います。1年ぶりの再会でしたのでそれなりに盛り上がり、その日はそのまま彼の家にお邪魔することになるのですが、初めてお目にかかるオメデタの奥さんの体調が優れず、早々に失礼しようと思っている矢先におなかを押さえて苦…

302 「犬」

生活する場所が違うと習慣も多少違ってくるのは当然のことですが、それが国単位となると価値観や常識まで異なることがあります。造形の仕事をしているRさんの工房でお手伝いをしていた時の話ですが、その時は私以外にも仕事を手伝ってくれている学生さんが…

301 「火傷」

数年前に妹からこんな話を聞かされました。その日、妹は友人とあるレストランに入ったそうなのですが、妹の話に登場するそのレストランはレストランと言うよりはおしゃれなオープンカフェのようでした。そのお店のテラスで軽い食事をしていると突然厨房から…

300 「クビ」

若い頃先輩に釣りに連れて行ってもらった時の話です。日ごろから尊敬している先輩のお誘いでしたので喜んでお供させていただいたのですが、人間的にも仕事の面でも非の打ちどころがない立派な先輩なのですが、残念なことに言い間違いが多いのです。というか…

299 「鳥(2)」

ある神社を参拝したときに必ず後ろをついてくる巨大な鳥の話を前に書いたことがありますが、その話をまだ読んでいない人のために簡単に説明しますと、その神社には大きな池があり駐車場に戻る際にその池に沿った道を歩いていると必ず巨大な鳥が後をついて来…

298 「金粉」

昔からの友人の奥方が不思議なパワーを持っているということは何となく感じていました。このあいだ用事で彼を訪ねたときに、たまたまその奥方が私の『気』の流れを調整してくれると言うのでお願いしたのですが、彼女は左手で私の左手首を握り、右手の人差し…

296 「ゲコ」

お酒の全く飲めない人のことを『下戸(ゲコ)』と言います。生まれつきアセトアルデヒトというアルコールを分解する酵素がないらしいのですが、モンゴロイドだけに約5パーセント程度存在する、いわゆる突然変異だそうです。私もその下戸の1人なのですが、…

295 「ネブカ節」

私の住む地域だけなのかもしれませんが、歌があまり得意でなく音程を上手くとれない人の歌のことを『ネブカ節』と言います。子供の頃からチョクチョク耳にしていた言葉なのですが最近は滅多に聞くことがなくなってしまいました。 ところがつい最近その『ネブ…

294 「流氷」

人生の師匠でもあるKさんはあの現代美術の巨匠ナム・ジュン・パイクに『Kは世界で最も無名な有名人だ』と言わしめるくらいに限りなく一般大衆に近いアーティストでした。Kさんが地球上に存在しているということだけでこの上なく美しい作品を目の当たりに…

293 「盗み聞き」

私は人類を地球人、他の天体の知的生命体を星人というククリで見ていますので、地球上での国の違いや肌の色の違いなどでその人を特別な目で見たりはしません。くれぐれもこの話に登場する人達をそのような目で見ているのではないということだけは理解して下…

292 「龍」

農業を営んでいる義理の兄から聞いた話です。ご近所に住むNさんは心身の発育が少し特殊だったらしくあまり人とのコミュニケーションが得意ではなかったそうですが、それでもNさんは人から農作業の手伝いを頼まれれば文句も言わずにとても良く働いたそうで…

291 「消去法」

去年の夏にナナちゃんと一緒に歩いて40分の河原まで散歩した時のことなのですが、歩き疲れた私は大きな水門の脇にある土手の階段の中ほどに腰を下ろして休憩していました。ナナちゃんは階段の途中にある広いスペースで走り回るのが好きなので10メートル…

290 「透明人間」

東京時代のバイトで一番お世話になったのが『窓拭き』でした。一度は窓拭きのバイトから足を洗い新宿の画材店でバイトをしていたのですが、半年も経たない内に前の窓拭きの会社の社長が私をスカウトに来たものですから結局3年くらいは窓拭きをしていた計算…

289 「白いもの」

50年も生きていると日常の生活の中で初めて目にする映像などというのは滅多にありません。ところが昨晩、久しぶりに新鮮な映像を見せていただきましたので報告いたします。11時を少し回った頃に『おやすみ』という嫁の挨拶にパソコンに向かったまま適当…

288 「サツマイモ」

Tさんはご近所の40代の主婦です。Tさんには素敵なご主人と可愛い高校生の娘さんがいるのですが、ご主人の特殊なファッションセンスには2人ともついて行けないようでした。その日も親子3人で郊外のショッピングセンターに買い物に行ったそうなのですが…

287 「濡れ衣」

中学1年の数学の授業中の話です。授業中に突然先生に怒られたことがあります。黒板に向かって難しい公式をチョークで書いていたS先生が突然私の方に向き直り、「もう一度言ってみろ」と言うのです。あまりにも突然でビックリしている私に向かってすごい剣…

286 「ポイント」

随分前に『タイタニック』というレオナルド・ディカプリオ主演の映画を観に行ったときの話です。ゆっくり映画鑑賞が出来るようにピークを少し外して観に行ったのですがそれでも館内には60、70人位の人はいました。 感受性というのは人それぞれ異なります…

285 「チュパカブラ」

チュパカブラをご存じない方のために簡単に説明させていただきますと、1995年頃から南米でよく目撃される正体不明の吸血UMA(未確認生物)なのですが、主にヤギや羊などの家畜を襲うとされていますが、まれに被害は人にまで及ぶことが報告されていま…

284 [6人」

妹の言うことですのであまりあてにはならないのですが、『6人』という所に不思議なリアリティーがあったので紹介させていただきます。妹の長男夫婦に始めての子供が生まれた頃の話です。妹の自宅からさほど離れていない所に長男の家があるのですが、初めて…

283 「赤い傘」

小学3年生頃の話です。雨降りの登校は嫌いではありませんでした。たまに履く雨靴の感触を楽しんだり、新しく買ってもらった傘を自慢するのが嬉しかったりしたからです。その日は朝から小雨が降っていましたが、学校の近くまで来たときにはほとんど雨は止ん…

282 「高崎山のUFO その2」

高崎山の麓にアトリエを構えて制作をしている画家のAさんから聞いた話です。麓と言うよりは中腹といった方が良いくらいの場所にあるアトリエで1人制作を続けるAさんは、ある日の昼食の最中にアトリエの上空で奇妙な音を聞きます。その『ブーン、ブーン』…

281 「高崎山のUFO」

私がまだ中学生くらいですから1970年前後の話です。その当時は滅多に新聞など見ることのなどなかったのですが、たまたま開いた地元の新聞に結構なスペースを割いて書かれた興味深い記事を見つけます。それはあのお猿さんで有名な高崎山の近辺で『永久機…

280 「盗み聞き」

自宅の2階の2部屋は嫁が進学塾として占領しています。普通の民家ですのでどうかすると1階の居間にいても2階での生徒さんとのやり取りが聞こえてくることがあります。 この間も生徒さんと去年の生徒さんの話で盛り上がっているのがたまたま聞こえてきまし…