不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

140 「写真」

それを不思議に感じるというのは、予測出来ない出来事や常識を逸脱した物事に遭遇したときに生じる意識の混乱なのでしょうが、おそらく自分がその状況を理解することが出来ないだけで本当はチャンとした意味とか法則があるのだと思っています。ですが残念ながらどうしても理解できないこともあるわけです。

20代の頃に釣りにハマッタ時期があり、ある時から釣った魚を持って帰らないという、今で言うところのキャッチ&リリースのようなことをしていたのですが、釣った魚は写真に撮るようにしていたのでその頃は常にカメラを持ち歩いていました。

カメラといっても今のようなデジカメなどではなく当時よくコンビニで売っていたインスタントカメラです。その日は陽の高いうちから工場の誘致が遅れている埋立地に出かけたのですが、たまたまUFOのようなものを見かけたので写真を4~5枚撮っていつものように魚の写真も撮り、数日後に現像します。

ところが現像された写真の中にどうしても納得のいかないものが一枚だけあるのです。UFOの写真は別に珍しくもないのですが、その4~5枚のUFOを撮った写真の中の1枚に『少年』が写っているものがあったのです。

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UFOとの距離と大きさを確認する為に埋立地の100メートル程先にある鉄塔の全景を入れて写した写真のカメラの数メートル前方を力いっぱいの笑顔で7歳くらいの少年がこちら向きに走っているのです。勿論写真を撮った時はそこに少年などいなかった訳ですから意味がわかりません。

残念ながらその写真もどこにいったかわからないのですが、今思えば結構不思議な写真でした。

コオロギのアトリエ