不思議な話(二ーマンのピク詰め)復刻版H

      ー実際に体験した不思議な出来事の記録ですー

109 「スイッチ(後)」

 

何と嫁さんの「いびき」に反応していたのです。いびきと言っても少し気になる程度の寝息なのですが、息が鼻から抜けるときにたまに出る「ピー」という音に反応していたのです。息を吸うときには反応せず、息が鼻から抜けるときだけにテレビのスイッチが入ったり切れたりしているのです。

普通コントローラーは電気的な信号で電化製品を作動させているものだとばかり思っていたものですから、音に反応しているということがしばらく信じられませんでした。

スイッチ2-s



確かに音波信号を使ったコントローラーもありましたがそれは1970年代の初期のことで、しかもそれは超音波の信号を使うわけですから万が一そうだとしたら嫁さんのいびきが超音波だということになり、かえってそっちの方がショックなわけで、ある意味霊現象よりも怖かったりするわけです。

しかし嫁さんの呼吸とテレビのON、OFFのタイミングは確実にシンクロしていたので、あるいは呼吸のリズムに合わせて体内から電気的な何かが放出されているのかも知れません。電気的な何か?

 


とにかく嫁さんから出る何かがテレビに反応しているのは確かなので、今晩もう一度その辺のところを調査して後日改めて報告させていただきます。

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